長持ちする治療-コンセプト

歯は老化では無くなりません。日本は世界的に長寿国でありますが、口腔内の状態は先進国の中ではあまり進んでいるとは言えません。・・・何故でしょうか。


2年間で撤去・脱離した修復物
歯を失う原因のほとんどは虫歯と歯周病です。これらの病気は口の中に細菌が増殖することによって起こりますが、ただ細菌が増殖しても自覚症状は起こりません。その状態で放置された結果、病気が起こり患者さまに自覚症状が起き、始めて歯科医院を受診される方が多いのです。

このように日本には病気を未然に防ぐ予防・定期健診の考えがほとんどないため、原因を除去せず悪くなったら治すことを繰り返した結果、限りのある歯は再治療を繰り返し、人生の寿命を待たずして歯科医院で抜歯されてしまうのです。

長持ちするためには

1.土台が大切


分かりやすく歯を家にたとえてご説明します。家は基礎(土台)がとても大切で、砂の上に家を建ててもすぐに倒れてしまうでしょう。口の中で基礎(土台)の部分にあたるのが歯槽骨、歯肉です。ここをしっかりさせることが大切なのです。
歯槽骨、歯肉を壊していく病気が皆さんご存じの歯周病です。よってまずは歯周病を徹底的にコントロールすることが非常に重要になります。


2.むし歯になってしまったところを隙間無く埋め、細菌が付着しないようにする


むし歯になってしまった場合は治療をしなければなりません。しかし、皆さんが通常受けられる保険診療の治療には限界があるのです。
一般的な治療ではつめ物と歯の間に目には見えないくらいの小さな隙間が生じます。目に見えない隙間でも細菌が入り込むには十分な大きさです。隙間に入り込んだ細菌はむし歯の再発の元となります。そこでその隙間を限りなく失くす治療をする必要があるのです。隙間に入った細菌は除去することができません。

一度むし歯になってしまったところを天然の歯のように修復することは実はとても難しく、精度の低い治療を行ってしまうと再びむし歯になるリスクが高くなってしまいます。このようなことがおきないようにするためには精度の高いつめ物・かぶせ物を装着する必要があり、このため治療では拡大した視野にて精度の高い形成・かたどりを時間をかけて行い、レベルの高い技工士に製作してもらい高品質の材料にて装着する必要があります。


3.定期健診

歯を長持ちさせるためには定期健診もとても大切なことです。
現在歯を磨かない人はほとんどいないでしょう。しかしむし歯も歯周病もなくなることはありません。これは「磨いている」のと「磨けている」のでは違うからなのです。実際自分の口の中がどのような状態になっているのかを知るためには歯科医院でのチェックが必要になります。そして、磨き残しがあればそれを歯科医院にて定期的にクリーニングしてもらい、細菌の増殖を抑えることが病気にならないようにするためにとても重要なのです。

口の中は細菌がゼロになることはあり得ません。細菌を増殖させるとさまざまな病気を引き起こします。細菌を増殖させないようにするために患者さまとスタッフが協力して防ぐことが大切になります。人それぞれ口の中の環境は異なるため、自分の口の中の状態を正確に知っていただき、歯科医院で自分にあったプラークコントロールを教えてもらって、専門的なクリーニングを定期的に受けていただくことが大切です。