むし歯や歯周病、事故など、様々な原因で人は歯を失います。かつて、歯を失った場合は違和感の強い入れ歯を我慢して入れたり、隣り合った健康な歯を削って支えとするブリッジを入れるのが一般的な治療法として普及してきました。

しかしこれらの治療にはいくつかの不自由や問題があります。このような問題を抱える患者さまのために、研究、開発されたのがインプラント(人工歯根)による治療です。近代インプラント治療が登場してから40年以上がたち、いまや世界中で年間数百万本のインプラント治療が行われ、日本でも毎年数十万本が使われています。

歯は目で見える部分の歯と、それを支える歯根から成り立っています。歯を失うということはそれを支えている歯根も失ってしまうということです。

インプラント治療は、失われた歯根の部分にチタン製の歯根を新たに埋め込んで歯の支えとするものです。この治療方法では、残っている健康な歯への負担が入れ歯やブリッジのように増加することがありません。

顎の骨に自然の歯と同じように刺激が伝わり、力を加えることができるため、骨の変形も少なくすることも知られています。インプラント治療は天然の歯とほとんど変わらない感覚で物を噛んだり会話を楽しむことができるため「第二の永久歯」ともいわれています。