みなさんの歯に対する思い


多くの方がこんな風に思っているのが普通です。
でも、よく考えてください。
皆さんが歯医者に行く時はこんな風になっていませんか?


歯医者は痛くなってから行くもの?悪くなってから行くもの?


歯医者をそんな位置づけに置いている人は多いのではないでしょうか?
しかし、一度虫歯が出来てしまうと歯を削ったり抜いたりして、将来歯を失うリスクが高くなってしまうのです。

本来患者さまが求めている歯の状態を維持するには、歯が悪くなってから歯医者に行くのではなく、しっかりとした予防の知識を得て、信頼できる技術の治療を受けることが重要です。

ぜひ本当の予防を実施し、健康で豊かな生活を実現しましょう。
好きなものを自由に食べられることが高齢者の生活の質も高めてくれるのです。

口の中には現在わかっているだけで500種類の細菌が存在します。この細菌は口腔内常在細菌といって常に口の中に存在しています。この細菌の中にはもちろん、むし歯の原因や歯周病の原因になる細菌も含まれています。むし歯を起こす細菌は基本的には歯肉の上に住んでおり唾液から栄養を摂取しています。唾液の中には抗菌抗体物質が含まれており、これにより細菌は抑制され増殖は抑えられます。

しかし、口の中に食べ物(糖分・澱粉等)が入ってくると細菌は糖分・澱粉を体に取り込んで酸を出すようになります。歯の表面は細胞が無い無機質のため非常に硬いのですが酸に弱いという弱点があります。

口の中のPHが5.5位になると歯の表面からミネラルが溶けだしていきます(脱灰)。溶け出したミネラルが唾液のなかで過飽和になると今度は唾液から歯の表面にミネラルが戻り再石灰化を起こします。
口の中に食べ物が入るたびにこの現象が起こり、脱灰と再石灰化を繰り返していきますが、脱灰を起こす時間が再石灰化を起こす時間より長くなると歯に穴が開いてしまい元には戻らなくなってしまいます。
つまり食事(食間)の回数が多い人ほど口の中が酸性になりやすいということです。最近ではむし歯も食生活習慣病であるといわれています。

むし歯は、歯(唾液)・細菌・食べ物・時間の要素が重なって起こります。これら一つ一つに対してきちんと対策をとればむし歯を防ぐことができるでしょう。

・ 歯(唾液)・・・歯を強くするためにフッ素を使います。唾液はむし歯に対してもっとも大きな抵抗力があります。唾液がいっぱい出る食べ物(ガム・硬いもの)をとると良いでしょう。
・ 食べ物・・・細菌が酸を出しやすいものはできるだけ控えましょう。しかし実際は、あまいものを食べないようにすることより食べ方に気をつけましょう。(だらだら食べ続けない)
人は歯のためだけに生きているわけではありませんから、甘いものをとらないようにすることより、食べ方、ブラッシング、フッ素の応用のほうがむし歯を防ぐ効果が高いといえます。
・ 細菌・・・基本はハブラシとデンタルフロスです。これで口の中の細菌・食べカスを取り除きましょう。1日3回、1回5分位が目安でしょう。細菌を増殖させないようにするために、その人の口に合った清掃道具を歯科医院で教えてもらい、ブラッシング指導を受けお家で毎日実践し、定期的に歯科医院でチェックし、取り残している細菌を除去してもらいましょう。
・ 時間・・・酸にさらされている時間を長くしないように食べる時間をきちんときめてだらだら食べないようにしましょう。

当クリニックではあなたにあった予防プログラムを専門の衛生士が一緒にご相談にのり、より細かくご指導させていただきます。(適切な清掃道具、清掃の仕方、食生活、フッ素の応用、定期健診の間隔、など)また、現在の口の中の環境を調べるために細菌の増殖度、唾液の分泌量を調べる検査も行っています。

お口の中で起きる病気のむし歯、歯周病の原因は歯垢(細菌の塊)です。歯垢を取ることをプラークコントロールといいます。プラークコントロールを実践するためには毎日のブラッシングが大切です。現在では歯を磨かない人はほとんどいませんが、むし歯や歯周病にかかってしまう人は昔に比べてあまり減ってはいないようです。これは隅々まで磨けているつもりでも実際にはかなりの歯垢が口の中に残っていることが原因です、そこで十分にプラークコントロールできない部分をサポートさせていただくのがPMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)です。
PMTCは、専門のトレーニングを受けた歯科医師・歯科衛生士が、歯の表面に付いた歯垢や沈着物を専用の医療機器を用いて取り除いた後、歯垢の再付着を防ぎ、歯の質を強くするためにフッ素を塗布する行為をいいます。
むし歯・歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化され、現在多くの国で行われています。

<<PMTCによって得られる効果>>

1.歯周疾患の改善と進行防止
ご自身では、磨きにくい部分の歯垢を除去(歯周ポケット内、ブリッジや被せ物の周り、歯並びの悪いところ、など)し歯ぐき、歯槽骨の状態を健康に維持する。

2.むし歯予防
ブラッシングだけでは落とすことのできない歯垢を破壊し、フッ素塗布を行うことにより歯の表面の脱灰を防ぎ歯質の強化を促進します。

3.審美性の向上
ステイン(タバコのヤニ、コーヒー、お茶などの着色)を除去し、光沢のある歯の表面を回復することができます。