予防歯科とは？
予防歯科とは？
予防歯科とは、虫歯や歯周病などのお口のトラブルが発生する前に、定期的な検診やクリーニング、適切なホームケア指導を通じて、健康な口腔環境を長期的に維持することを目的とした診療です。
従来の歯科治療が「悪くなってから治す」という考え方であったのに対し、予防歯科は「悪くならないように守る」という新しいアプローチです。
早期に異常を見つけられることはもちろん、歯を削る必要がなくなるため、患者さまの身体および経済的負担を大きく減らすことができます。
Routine
Dental Care
予防歯科・定期検診
「歯医者は痛くなってから行くもの」と思っていませんか？
しかし、近年では「病気を治す」のではなく「病気を防ぐ」考え方が主流となりつつあり、予防歯科が注目されています。
お口の健康は、全身の健康と密接に関わっています。
特に虫歯や歯周病は一度かかってしまうと、歯を削ったり神経を抜いたり、場合によっては歯を失ってしまうこともあります。
望月デンタルクリニックでは虫歯や歯周病になる前の「予防」に重点を置き、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた最適なケアをご提供しています。
しかし、近年では「病気を治す」のではなく「病気を防ぐ」考え方が主流となりつつあり、予防歯科が注目されています。
お口の健康は、全身の健康と密接に関わっています。
特に虫歯や歯周病は一度かかってしまうと、歯を削ったり神経を抜いたり、場合によっては歯を失ってしまうこともあります。
望月デンタルクリニックでは虫歯や歯周病になる前の「予防」に重点を置き、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた最適なケアをご提供しています。
なぜ予防歯科が大切なのか？
なぜ予防歯科が大切なのか？
厚生労働省の調査によると、日本人の成人の約8割が歯周病に罹患しているといわれ、虫歯についても、成人の9割以上が一度は経験しているという統計があります。
これらの疾患は、初期段階では自覚症状がほとんどないため、気づいたときには進行していることも少なくありません。
初期の虫歯であれば、削る量を最小限に抑えることができ、場合によっては削らずに再石灰化を促すことで改善することもあります。
歯周病も初期段階であれば、適切なクリーニングとホームケアの改善により、健康な状態に戻すことが可能です。
そのため、早期発見・早期治療のメリットは計り知れません。
また、経済的な観点からも予防歯科は大きなメリットがあります。
日本歯科医師会の調査では、定期的に予防歯科を受診している人は、そうでない人と比較して、生涯医療費が大幅に削減できることが示されています。
虫歯や歯周病が進行してからの治療は、時間も費用もかかるため、定期的な予防ケアへの投資は、将来の大きな治療費を防ぐ賢明な選択といえるでしょう。
さらに、お口の健康は全身の健康とも深く関連しています。
歯周病は糖尿病、心臓病、脳血管疾患などのリスクを高めることが科学的に証明されているほか、しっかりと噛める歯があると、認知症予防にも効果があるといわれています。
予防歯科は、単にお口の健康を守るだけでなく、全身の健康維持にも貢献する重要な医療なのです。
予防歯科で実施する内容
予防歯科で実施する内容
PMTC（プロフェッショナルクリーニング）
PMTC（Professional Mechanical Tooth Cleaning）は、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を用いて行う歯のクリーニングです。
日常の歯磨きでは除去できない歯石やバイオフィルム（細菌の膜）を徹底的に除去します。
施術は、まず歯の表面の汚れを専用のブラシとペーストで除去し、次に歯と歯の間をフロスや歯間ブラシできれいにします。
その後、歯の表面を研磨し、最後にリナメル（ナノ粒子ハイドロキシアパタイト）をすり込んで歯質を強化します。
施術時間は約30〜60分で、痛みはほとんどありません。
PMTCを受けることで、虫歯や歯周病の予防効果が期待できるだけでなく、歯の着色汚れも除去されるため、自然な白さを取り戻すことができるほか、口臭予防にも効果的です。
スケーリング・ルートプレーニング（歯石除去）
スケーリング・ルートプレーニングとは、歯周病治療の基本となる処置です。
スケーリングは、歯の表面や歯周ポケット内に付着した歯石やプラークを専用の器具で取り除くことを指します。
ルートプレーニングは歯ぐきの中の根の表面を滑らかにし、歯石や細菌の再付着を防ぐ処置で、歯周病が進行している場合に実施します。
いずれも歯周組織の炎症を抑え、歯ぐきの健康を回復させる効果があるため、定期的に行うことで歯周病の進行を防ぐことができます。
リナメルでの仕上げ
強い力がかかる位置に弱い素材を使うと、欠けたり割れたりするリスクがあります。
また、歯ぎしりや食いしばりがある方は、注意が必要です。
- 微細な傷を修復してエナメル質を強化
- ミネラルを補給し歯の質を高める
- 表面をなめらかに整え、自然なツヤと白さを回復
- 知覚過敏の症状をやわらげる
当クリニックでは、単に歯を守るだけでなく、「歯を修復し、本来の健康的で美しい状態に導くこと」を重視しています。
ブラッシング指導
毎日歯磨きをしていても、自己流では磨き残しが出やすく、虫歯や歯周病の原因となることがあります。
当クリニックでは歯科衛生士が一人ひとりのお口の状態に合わせて、歯ブラシの当て方や動かし方、デンタルフロス・歯間ブラシの正しい使い方を丁寧にお伝えします。
ご自身に合ったブラッシング法を習得することで、毎日のセルフケアの効果を大きく高めることができます。
望月デンタルクリニックの予防歯科の特徴
望月デンタルクリニックの予防歯科の特徴
当クリニックでは、患者様により質の高い予防歯科をご提供するため、最新の設備と技術を活用し、一人ひとりに十分な時間をかけた丁寧なケアを行っています。
Feature.01
マイクロスコープを使用した精密な口腔内診査
当クリニックでは、口腔内診査にマイクロスコープ（歯科用顕微鏡）を使用しています。
マイクロスコープを使用することで、肉眼では見逃しがちな初期虫歯や微細なひび割れなどを拡大して確認できるため、より正確な診断が可能です。
また、診査の様子を録画し患者様にも映像を共有できるため、現在のお口の詳細な状況や、なぜ予防ケアが必要なのか、どの部分に注意が必要なのかをご理解いただきやすくなります。
この「見える化」により、患者様と歯科医師・歯科衛生士が同じ目線で治療計画を立てることができ、より効果的な予防プログラムの実施が可能となります。
Feature.02
歯を傷つけないクリーニング器具
歯のクリーニングでは、汚れをしっかり取ることも大切ですが、同時に歯を傷つけないことも重要です。
当クリニックでは、歯の表面のエナメル質を傷つけることなく、汚れだけを効率的に除去できる特殊な専用のクリーニング器具を使用しています。
従来の器具では、強い力で歯石を除去する際に歯の表面に微細な傷がつくことがありました。
しかし、当クリニックで採用している器具は、超音波の振動や特殊なチップを使用することで、歯への負担を最小限に抑えながら汚れを除去します。
これにより、クリーニング後も歯の表面が滑らかに保たれ、新たな汚れが付着しにくい状態を維持できます。
また、知覚過敏の方や歯ぐきが敏感な方にも安心して受けていただけるよう、患者様の状態に合わせて器具の強さを調整し、痛みや不快感を最小限に抑えた施術を心がけています。
Feature.03
パウダークリーニング
コーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコなどによる着色汚れは、通常のクリーニングでは完全に除去することが難しい場合があります。
当クリニックでは、このような頑固な着色汚れをパウダーで効果的に除去する専門機器を導入しています。
この機器は、微細なパウダーを水と空気の力で歯の表面に吹き付けることで、歯を傷つけることなく着色汚れを除去します。
従来の研磨剤を使用した方法と比べて、より短時間で、より優しく、より効果的に歯本来の白さを取り戻すことができます。
着色汚れの除去により、見た目の美しさが改善されるだけでなく、歯の表面が滑らかになることで、新たな汚れや細菌の付着を防ぐ効果も期待できます。
Feature.04
ゆとりある予約時間で丁寧なケア
予防歯科において最も重要なのは、一人ひとりの患者様に合わせた丁寧なケアです。
当クリニックでは、予防歯科の予約時間を60分以上確保し、施術を行っています。
十分な時間を確保することで、時間に追われることなく、患者様のペースに合わせた診療を行うことできます。
また、十分な時間があることで、患者様との信頼関係も深まり、長期的な口腔健康管理のパートナーとしてサポートさせていただくことができます。
望月デンタルクリニックの予防歯科の流れ
望月デンタルクリニックの予防歯科の流れ
01
02
口腔内検査
虫歯の有無、歯周病の進行度、噛み合わせの状態など、お口全体を詳細に検査します。
必要に応じて口腔内写真の撮影も行います。
必要に応じて口腔内写真の撮影も行います。
03
レントゲン撮影
肉眼では確認できない歯の内部や歯を支える骨の状態を確認するため、必要に応じてレントゲン撮影を行います。
04
クリーニング
歯石やプラークを専用の器具で除去し、歯の表面を滑らかに仕上げます。
これにより、汚れが付きにくい状態になります。
これにより、汚れが付きにくい状態になります。
05
予防処置
患者様の状態に応じて、リナメル（ナノ粒子ハイドロキシアパタイト）などの予防処置を行います。
06
ホームケア指導
ご自宅での効果的なケア方法をご指導します。
歯ブラシや歯磨き粉の選び方についてもアドバイスいたします。
歯ブラシや歯磨き粉の選び方についてもアドバイスいたします。
07
次回予約
お口の状態に応じて、次回の検診時期をご提案し、予約をお取りします。
FAQ
よくある質問（Q&A）
その他のよくある質問 Q1.
どのくらいの頻度で通えばよいですか？
A1.
一般的には3〜6ヶ月に一度の受診をおすすめしていますが、お口の状態により個人差があります。
初回検診時に、最適な受診間隔をご提案いたします。
初回検診時に、最適な受診間隔をご提案いたします。
Q2.
予防歯科は痛みはありますか？
A2.
予防処置は基本的に痛みを伴いません。歯石除去の際に一時的にしみることがありますが、その場合は配慮しながら施術を行います。
Q3.
保険は適用になりますか？
A3.
病気の治療目的の場合は保険適用となります。一部の予防処置は自費診療となる場合がありますが、事前にご説明いたします。
Q4.
家での歯磨きだけではダメですか？
A4.
毎日の歯磨きは大切ですが、歯間や歯周ポケットの汚れは残りやすいため、医院での専門的ケアと組み合わせることを推奨します。
Q5.
歯を失った後でも予防歯科は必要ですか？
A5.
はい。入れ歯やインプラントを長持ちさせるためにも、残っている歯や歯ぐきのケアが欠かせません。